新人のあなたが職場でミスをしたとき、上司や先輩からこっぴどく怒られたことありませんか?
その際、不安に押しつぶされ心が苦しくなり、今すぐにこの場から逃げ出したい、、、。
そんな気持ちになったことありませんか?
新人のあなたが職場でミスをすることは当たり前のことです。
そう経験が乏しいのだから、職場でミスをして当然なのです。
ただ上司や先輩は立場上、新人のあなたに注意をしなければなりません。
怒られて自信を失くすこともあるでしょう。
そんなときこと、自分のことを褒めてあげよう。
「今日は少しでも進歩できたのだから、頑張ったのだから、よくやった」と自分を褒めてあげよう。
新人のあなたが職場で不安になったとき
自分を褒める?
なにいってんだよ。
そう感じた人が多いかもしれません。
しかし、自分を責めてばかりでは、自分を痛めつけてばかりでは、自分を否定してばかりいては、いつまでも新人のあなた自身がツラくなるばかりですよ。
生きていれば、いろんな嫌なこともあります。
理不尽なことで怒られたり、バカにされたり、陰口を言われたり、人に騙されたり、大切な人との別れがあったり、本当にこの社会を恨みたくなるくらい嫌なことがありますよね。
誰かが新人のあなたのことを褒めてくれるわけではないのなら、自分で自分自身のことを労わってあげましょう。褒めてあげましょう。
そして、また明日から歩いていけばいいんです。
自分を褒められない人へ
自分を褒められない人のなかには、「自分のことが嫌い」という方もいらっしゃるでしょう。
自分を褒められないことで苦しい毎日を過ごしている人もいるでしょう。
しかし自分を苦しめてばかりいては、いつまで経ってもその苦しい現状を変えることはできません。
心も体も、どんどん萎んでしまい暗闇のなかに隠れてしまいます。
一度暗闇の底に到達してしまったら、そこから這い上がってくるのは容易ではありません。
僕自身も一度どん底を味わった時期がありましたが、「何もかも否定してしまう、心が腐る」前に引き上げてもらったので、その後、復活することができました。
現状で苦しんでいる方がいるならば、一度自分のことを褒めてみてください。
どんな些細なことでもよいのです。
今日もちゃんと生きることができた!オレすごいじゃん!
今日も仕事をサボることなく行けた!ワタシすごいじゃん!
どんなことでもよいのです。
自分を褒めることで、新しい力が湧いてきます。
自分を褒める効果
自分を褒めてあげると、どんな効果があるのでしょうか?
普段生活をしていると、他人を褒めることはあっても自分を褒めることはあまりないですよね。
この褒める行為というのは、相手をやる気にさせてくれる魔法の言葉なのです。
しかもこの褒める行為というものは、何も他人だけに効果があるわけではありません。
自分自身を褒めることで、たくさんのよい効果があるのです。
自分を褒めることで自信が持てる
人の心理として「他人から認められたい・褒められたい」という気持ちが少なからずあるでしょう。
そりゃそうですよね。
他人から怒られるよりは、褒められたほうが気持ちがよいのですから。
話は変わりますが、「ブレない生き方をしているよね」と、まだ僕をよく知らない人からそう言われることがありますが、いやいや、僕だってブレますよ。
ていうかブレない人間なんてこの世の中にいないでしょう。
ただ他の人よりはブレの幅が狭い、少ない、からそう見えるのかもしれません。
「揺るぎない自分」というものは、褒められることで自信がつき、他人からの評価に左右されることが多い。
自信が持てるようになれば、真っ新な白い雪の大地に足跡をつけるように、自分の道をつくることができます。
だからこそ、まずは他人から褒められるのを待つのではなく、自分自身に「よくやった」と褒めてあげることで、ほんの1ミリだけかもしれないど、自信を持って歩いていく道筋をつくることができるのです。
褒められる効果
例えば子供の頃に親や兄姉から勉強を教わった経験はありませんか?
これは僕の経験なのですが、親から「よくできた!」と褒められたら、急に苦手な勉強が一瞬でも楽しくなったことがありました。
褒めながら勉強を教えてあげることで、やる気が起きる。
二人の子の親でもある弟に聞いた話だと、子どもの勉強が進まないとつい叱りながら子供に勉強を教えがちになると言っていましたので、「俺たちもそうだっただろ?子供は叱らないで褒める方が学習意欲が増すんだよ」と。
アメリカの心理学者ハーロックが「賞賛や叱責が学習効果に及ぼす影響」という調査を行いました。
子供を次の四つのグループに分けて足し算をさせてみました。
A グループ
結果が良くても悪くてもみんなの前で褒める
B グループ
学習態度が悪い所や間違えた結果についてだけみんなの前で叱る
Cグループ
他の生徒が褒められたり叱られたりするのを見ているだけ
D グループ
一人でひたすら問題を解いている
この環境の中で1日15分を5日間、毎日違った足し算の問題をやらせたそうです。
その結果、 A から D の結果を比較すると 、A グループは問題を解くことに積極的になっていくのに対して、 Bグループのやる気は下がる一方でした。
ちなみに C 、 B グループのやる気はほとんど変わりませんでしたので、子供は褒められながら学習した方がやる気が起きるのは、間違いではないようです。
褒める効果というのは、なにも子供だけに効果があるわけではありません。
大人でも褒められたらうれしいものです。
自分を褒めることで心のバランスを整える
心が不安定になる要素は、人によってそれぞれ違いますが、外部からの評価に左右され不安を感じる方も多いのではないでしょうか?
その逆として、外部から良い評価をされることでやる気になる人も多いでしょう。
医療関係のお仕事に携わる僕の友人によると、人は不安になると気持ちが閉鎖的になってしまいますが、脳内にあるセロトニンを多く分泌させることにより、精神を安定させることができるといいます。
またやる気の源とされるドーパミンは、閉鎖的になった心の扉を開いてくれる働きをしてくれます。誰かに褒められると、これら2つのセロトニンとドーパミンが分泌され、心が安定すると言われてます。
このように、良い評価をされることにより、人はやる気になり、前向きに物事を考えていくようになります。
物事を前向きにとらえることができるようになれば、あなたの身体は、足は、自然と最初の一歩を踏み出してくれるでしょう。
自分を褒めることで自分が好きになる
自分のことが嫌いなのに、他人の幸せを心から願える人がこの世の中にどれくらいいるのでしょうか?
個人差がありますが、自分の気持ちが満たされていないのに、他人の幸せを願うことなど賢者でもない限りなかなか難しい。
自分のことを一番あなた自身が大切にできなくて、誰が大切にしてくれるのですか?
疲れた水鳥が水辺で羽を休めるように、あなた自身の手でご自身のことを大切にしていくべきです。
些細なことでもよいので、自分を褒めることで自分のことも少しずつ好きになっていく。
そうすることで、心にもゆとりができてくるのではないでしょうか。
自分を褒めることは恥ずかしいことではありません。
自分を前向きにしてくれる、新しい世界が開ける、自分にもできる魔法の言葉なのです。